UMECILのコーチングは、ただ話して終わりではありません。
セッション中にクライアント様の語った「言葉」をリアルタイムで「見える形」として記録し、
その言葉を改めて見ながら、ただの話すだけでは得られない「気づき」を促します。
① Googleドキュメントの活用:話した言葉を記録し、構造化する
セッション中の対話をコーチがリアルタイムでGoogleドキュメント上で可視化し、構造化します。
構造化された文章を読むことで、自分が話した内容を客観的に捉えることができ、理解を深めることができます。
ドキュメントを活用した「言葉」の探究
さらに、その構造化した文章を使いながら、
コーチはセッション中に、直感的に「気になった言葉」(話しながら、色付け、太字化、サイズ変更、マーカーで強調します)について、「深掘りのための問いかけ」をします。
その「気になった」言葉たちの背後には、クライアントの様の「価値観=大切にしたいこと」や「思考の癖」が隠れていることが多いためです。
<「気になった言葉」の例>
- よく使う/強調して使う言葉
- ぼやかす/小声になる言葉
- 早口になる/ゆっくり噛みしめる言葉
- 表情や雰囲気が変わる言葉
- あえて避けている言葉(全体像から推定)
- 価値観や思考の癖を示すキーワード
<「深掘りのための問いかけ」の例>
そして、それらの言葉の意味・意図・定義を丁寧に確認します。
「詳しく教えてください」
「今の“〇〇”はどんな意味で使っていますか?」
「“〇〇”を、あなたはどういう定義で使っていますか?」
この確認によって、言葉にまつわる考え方を解像度高く理解するとともに、言葉にひもづくイメージや感情を言語化します。
しばしばこの“言葉”の捉え方こそが問題の根源であり、ここをほぐして捉えなおすだけで全てが解決することも珍しくありません。
様々な視点の導入——立体的に捉える
セッション内容を構造化したドキュメントをクライアント様にいろんな視点でみてもらうことも行います。
①自分で「自分が言った言葉」を、見てもらいます。
②第三者的に見てもらう。
「こういう人が友人や同僚にいたらどのように見えますか?」という質問を通して、客観視します。
③未来の自分(10年後の自分)視点でどう見えるか考えてもらいます。
④メンター・尊敬する人視点でどう見えるか考えてもらいます。
⑤家族視点でどう見えるかを考えてもらいます。
以上のような、いろんな視点で見ることによって、視野が広がり、捉え方が変わります。
クライアント様が現在の状況を理解できていないのは、視点が固定され、視野がせまいからであることがほとんどです。
多様な視点をもって、視野を広く、立体的に物事を捉えることができれば、物事を解像度高く理解することができるようになります。
セッションの記録の「トリセツ化」
コーチングセッションの記録を、1つの同一ドキュメントファイルに継ぎ足して運用することにより、
数回のセッションを通して、その人専用の「トリセツ(取り扱い説明書)」を作ります。
思考プロセスや、気づき・学びがドキュメント上に文章として残るのです。
ドキュメントは常にクライアント様にも共有されるため、
クライアント様ご自身で生成AIに文章を取り込んで、要約させることも可能です。
セッション間の気づきや実践メモも、その都度追記していただくことが可能なので、セッション間でもコーチがフィードバックすることも可能です。
こういったことを通して、トリセツはどんどん充実していくのです。
② オンラインホワイトボード:思考を立体化する
Miro(オンラインホワイトボードツール)やZoomのホワイトボード機能を活用して、
セッションで語られた内容を図・絵・マインドマップで表現します。
文字だけでは表現できなかった、思考のイメージを可視化することにより、クライアント様の腹落ちが加速します。
ホワイトボードで描写した絵や図・マインドマップのキャプチャはGoogleドキュメントへ貼り、これまでの議論と接続させます。
特に、複数の未来シナリオを描く時は、オンラインホワイトボードを活用することによって、
視覚的にわかりやすくなり、対話が活性化します。
まとめ:セッション内容の見える化で、より気づきは深まる
コーチングセッションの内容をGoogleドキュメントやオンラインホワイトボードツールで見える化することで、
一つ一つの言葉に着目することができるようになるとともに、自らの思考全体を俯瞰して見ることができるようになります。
そうすることで、今まで気づかなかった自らの想いや考えに気づくことができるようになります。
UMECILコーチングでは、これをセッション中にリアルタイムで行うことにこだわりを持っています。
