おはようございます。こんにちは。こんばんは。
UMECILの梅村です。
今日は、
「意志力に頼るのはもうやめよう」
というテーマで書いていきたいと思います。
「ダイエットしたいから甘いものは我慢しよう」
そう決めた3日後には、今日くらいいいかなとアイスクリームとアップルパイを食べている。
「これからは早く寝よう」
そう誓った次の週には、深夜1時までYoutubeをダラダラと眺める生活に逆戻りしてしまう。
そんな自分に、がっかりした経験はありませんか?
なんで自分はこんなこともできないのか。
習慣化は自分には無理なんじゃないか?
目標を達成するだけ無駄なんじゃないか?
と。
でも、ご安心ください。
それはあなたの意志が弱いからではありません。
意志力よりも強い力が働いているだけなのです。
■ 「意志が弱いから、できない」は、誤解である
多くの人は、三日坊主になったり、習慣が続かなかったり、何かを変えようと思ったことができなかったりすると、
「自分は意志が弱いのだ」「だからできないのだ」「そんな自分は何てダメなんだ」
と自分を責めてしまいがちです。
そして、セルフイメージも「自分は習慣化できない人」「自分は変えられない人」となってしまい、
習慣化に失敗することや目標未達になることに慣れていってしまいます。
でも果たして、意志の力の問題なのでしょうか?
もしかしたら、意志の力の問題ではなく、
環境の影響を受けているだけかもしれません。
たとえば——
- 自分の大好きなお菓子が目の前にあるとついつい食べたくなってしまう。
(そして、何度も見ているうちに、お腹が空いてきて、そのうち、食べてしまう。) - 寝る前にスマホが手元にあるとyoutubeアプリを開いてダラダラ見てしまう。
- チャットの通知が鳴るとつい確認してしまう。
(もう条件反射。下手すると、通知がなる前から動いている時すらもあるかもしれない。)
これは意志の問題ではなく、環境の影響が強すぎるだけなのです。
人間は、自分の周りの“見えるもの・聞こえるもの・触れるもの”=環境に大きく影響受けてしまう生き物なのです。
どれだけ意志力を鍛えても、環境の影響に抗うことが難しいことも多いのです。
※もちろん、環境の影響に意志力で打ち勝てる人もいらっしゃいますが、そういう方はごく少数でしょう。
■ 努力や意志より重要なこと
多くの人は、「自分が変わるには並々ならぬ努力が必要」と信じています。
そして、「そんな努力は自分にはできない」「努力が足りないから自分には無理だ」といってやる前から諦めたり、
途中で諦めたりします。
でも本当は、「努力せずに続けられる仕組みや環境を設計する」方が、重要です。
かつそれが簡単に実行できるなら、いいわけです。
たとえば——
- 「目の前の甘いものを我慢することに忍耐力を使う」
その代わりに、
甘いものを机の上に置かない。冷蔵庫の中にも置かない。そもそも買わない。甘いものが売っている店に近寄らない。甘いものが売っているコーナーにも近寄らない。 - 「寝る前はYoutube見るのをやめようって意識し続ける」
その代わりに、
そもそも寝室にスマホを持ち込まない。そもそも、スマホからyoutubeアプリを削除する(削除するのが忍びないならロックする)。 - 「通知が来るたびに、今は目の前のことに集中しよう、と意識する」
その代わりに、
チャットの通知の設定をオフにする
このように環境を調整・設計するだけで、環境からの影響力を下げることができます。
自身の意志力を自分にとって良い行動をする時に活用しやすくすることができます。
だからこそ大事なのは、
意志力がどれくらいかに限らず、
「望ましい行動がとりやすい環境を設計すること」。
「望ましくない行動が発生しにくい環境を設計すること」。
これは、UMECILコーチングでも非常に重要なテーマの一つです。
■ UMECIL流 ”頑張らない”環境デザイン
UMECILコーチングでも、
頑張らなくてもできるような仕組み・環境をデザインするサポートをしています。
意志を鍛えるより、環境を変える。
根性に頼るよりも、仕組みを整える。
です。
コーチングでは、
「どんな環境なら自然と理想の行動が起きるか?」
「どんな仕組みがあれば、頑張らなくても続けられるか?」
を一緒にデザインします。
クライアント様の中には、
「ついスマホを見てしまって集中できない」と悩んでいた方が、
たった一つ、スマホの使用制限(物理)をしただけで、
驚くほど集中できるようになってパフォーマンスが上がったという例もあります。
(いわゆるビジネスリーダークラスの人でも同じような悩みを抱え、似たようなことをして解決されていくのが面白いところです。)
※今回の記事ではとっつきやすい例を挙げましたが、「環境」の中には、住む場所や、働く場所、人付き合い、も含まれてきます。それら含めた環境デザインをすると人生が変わります。
■ 「自分を責める」より「環境を変えよう」
習慣が続かない、悪習慣が治らない、なかなかやると決めたことができないときは、
まずやるべきは自分を責めることや意志力のなさを嘆くことではありません。
「この環境では、できないのも普通かもしれない」
そう考えて、環境を一つ一つ変えてみることです。
あなた自身が悪い、という見方をとってしまうと環境がどうなっているかに着目できなくなってしまいます。
まずは現在の環境がどうなっているかを把握することが先決です。
その上で環境を変えてみると良いでしょう。
環境を整えれば、自然と行動しやすくなります。
行動を積み重ねていくと、自信も自ずとついてきます。
その頃には、「意志力」もみなぎっている頃でしょう。
その「意志力」を使って、次の挑戦をしてみましょう。
いきなり完璧超人になる必要はありません。
まずは環境から整えて、頑張らずに自然とできる方法を導入していきましょう。
それが、あなたの新しいスタートラインになります。
以上で、
「意志力」についてのお話を終わります。
「もっと詳しくお話を聞いてみたい」
「自分も習慣化してみたい」
「続けやすい設計ってどうやるの?」
という方がいらっしゃいましたら、是非ともお話をお聞きできればと思います。
無料でオンラインで個別相談会をやっておりますので、
お気軽にお問い合わせくださいね。
そして、あなたの抱えているお悩みや、達成したい目標について、
お聞かせいただけましたら幸いです。
あなたとお話しできるのを楽しみにしています!
UMECIL代表
梅村周平
